④医療後進国日本を憂う
最近「医療費増加」という言葉が耳につきます。
そして嫌な気分にさせられます。
何故なら、今の日本の医療システムを考えれば当然の結果だからです。
国が正当な医療として認めているのは西洋医学(現代医学)であり、
それに準ずるものとして辛うじて鍼灸や骨つぎが健康保険の適用を認められているにすぎません。
西洋医学の治療に於いて薬は必要不可欠な物です。
外科的手法もありますが、手術の前後には薬を使いますね。
そして日本は世界的に見て非常に高価な薬剤を使っています。
風邪で病院に行った時のことを思い浮かべて下さい。
待合室で散々待たされている間、周りでは常連さんのようなご老人達がお喋りしています。
熱や頭痛で朦朧としながらも順番を待ち、いざ順番が来たと思えば3分診療。
「風邪ですね。お薬出しておきます」と言われ、また待合室で薬と会計を待ちます。
抗生物質と胃薬という感じの薬を受け取り、健康保険で3割分の診察料を支払います。
(ナゼ胃薬?それは薬で胃を傷めるのを防ぐ為らしいです)
健康保険で3割負担とはいえ、医療費の約2割が薬剤に充てられていることを考えると、支払った金額の半分は薬代ということになるのでしょうか?
ここで問題にしたいのは、薬代が高いとか1分当たりの診察料が高いとかいうことよりも、
待合室に「常連さんのようなご老人達」がいるということです。
看護師さんや他の患者さんと仲良くなる程「通院を続ける状態の人」が多いということは
即ち「完治していない」ということです。
ご高齢の方が高血圧や糖尿病を患っておられるのは珍しいことではありません。
しかし、高血圧や糖尿病と診断され、処方された薬を飲んで完治したという人がどれだけいるでしょう?
治っていないからこそ通院を続け、薬を貰いに病院へ通い続けているのではありませんか?
病気は治らないけれど飲まないと命にかかわるので、一生飲み続けなければならない薬・・・。
そのため延々と薬代を支払い続ける人が増えていくのですから、医療費が増えるのは当然なのです。
では、私達はどうすればいいのか?
単純ですが、病気にならなければ良いし病んだら治せば良いのです。
自分の体に無頓着に生活し、病気は医者が治すものだという考えは無責任ではありませんか?
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と言われるものはある程度予防できる病気です。
要は自分次第なのです。
歳を重ねれば免疫機構が弱まったり体の機能も疲れたりするでしょうが、「若い時よりちょっと血圧高くなっちゃった」というくらいなら上出来ではありませんか。
日本には日本古来の漢方医学、東洋という枠で捉えれば東洋医学、インドのアーユルヴェーダ医学など、各地に古来からの医療が伝えられています。
根は同じとも言われますが、これらは皆、予防医学とホリスティック医学の性質を持っています。
心と体の関係から病に対する考え方、食に対する意識、生活のあり方なども含めて自分自身をトータルに守り磨いていくもので、本来あるべき医療の姿です。
残念なことに見識の狭い日本では西洋医学以外を医療として認めていないので、代替療法と呼ばれる医療は健康保険の対象外となるものがほとんどです。
海外に目をむけると、インドのアーユルヴェーダはもとより英国王室の医療はホメオパシー医学ですし、アロマセラピーなどの自然療法もクリニックとして扱われています。
オーストラリアでも保険の適用されるマッサージがありますし、フランスのメディカルアロマテラピーは医療として認識されており精油の内服も処方されます。
それなのに、日本は未だ薬に頼り心をおざなりにした対症療法一辺倒で、病気にならない・病気に負けない体作りを実践する自然療法(代替療法)を何故医療として積極的に推奨しないのでしょうか?
それはそうでしょう。
薬要らずの健康な人が増えれば、今まで儲けてきた人達が儲からなくなるのですから認める訳はないと思います。少なくともその人達が新たに儲かる代替システムを構築するまでは。
今のままなら、日本はいつまでも費用だけは高額な医療後進国の道を突き進んでいくことになります。
実情を知らずに諾々と流されるか、知った上でどうのように医療を利用するかは皆さん次第。
これからは私達一人ひとりの意識が大切なのだと思います。
自然療法が皆さんの健康を支える身近な医療であるということを実感して頂ける日がくることを願っています。
最後に、
お医者様の中には自らの理念を貫き、出来る限り薬を使わない独自の治療法を研究し治療にあたる立派な先生もいらっしゃいます。
こういった治療も正当な医療として認められず保険が適用されない現状を非常に残念に思うと同時に、真摯に医療と向き合う先生方には頭の下がる思いを禁じ得ません。
私はこれでも自然療法家の端くれですので、自分の健康は出来る限り自分で責任を持って守っていくつもりですが、でもいつか自分が病院にいく必要が生じた時には、そういった先生に力をお借りしたいと思っています。
皆さんも自分の健康をどうやって維持したいのか、どんな方法で病を治したいのかをきちんとご自分で判断して頂きたいと思います。